春になってあたたかくなると、どこからともなく「ホーホケキョ」というさえずりを聞いたことはありませんか？
春は日本三鳴鳥の1つであるウグイスが鳴く季節です。
ウグイスの鳴き声をその年に初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」といい、気象庁が季節観測に使っています。
鳴き始める季節が早春であることから「春告鳥（ハルツゲドリ）」の別名があり、「ホーホケキョ、ケキョケキョ…」というウグイスのさえずりを聞くと、春のおとずれを感じ、おだやかな気分になる人も多いと思います。

しかし、ウグイスはおだやかにさえずっているのではありません。
ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりは、他の鳥が近づいてきた時に「ここは私の縄張りですよ！」という警告です。 また、「ケキョケキョ」というさえずりは、他の鳥が縄張りに入ってきた時の威嚇の意味があります。

さて、ウグイスのフンにはリゾチームなどの加水分解酵素が豊富に含まれています。 そのため、顔に塗ると角質層が柔らかくなり、小じわが取れたり肌のキメが細かくなったり、くすみが取れる効果があるといわれています。このことから、古くから美顔洗顔料やにきび治療薬として人気があるのです。