科楽な豆知識Science Trivia

サティスタHP「科学な雑学」は、2023年2月1日より はかせラボ「科楽な豆知識」としてリニューアルいたしました。

2023.02.01

アベコベガエル

※イラストはイメージです。

カエルの子どもはオタマジャクシと呼ばれます。
オタマジャクシには手足が生えていませんが、その代わりに尾が発達していて、エラ呼吸をしています。 卵から生まれたオタマジャクシは、成長するとまず後ろあしが生え、続いて前あしが生えます。
その後、長い尾は次第に内部からくずれ、胴に吸収されるようにしてなくなっていきます。
オタマジャクシは、からだの半分以上が尾なので、尾がなくなるとからだの全長は一時的に短くなります
しかし、その後カエルとして成長していくので、やがてオタマジャクシのころよりも大きなからだとなるのです。

ここでアベコベガエルを紹介しましょう。アベコベガエルは南米にすんでいる、とても珍しい名前のカエルです。アベコベガエルの何がアベコベなのか? それは子どもと親のからだの大きさです。
アベコベガエルの親の体長は約5~7cmで、トノサマガエルくらいの大きさです。
それに対しアベコベガエルのオタマジャクシの体長は最高で25cm
子どもの方が大人より大きいので「アベコベ」と名付けられました。
アベコベガエルはオタマジャクシの期間が非常に長いため、大きく成長することができ、カエルになるときにその大きな尾がなくなるのでからだが小さくなってしまうのです。

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