「バナナはおやつに入るんですか～？」でおなじみのバナナ。栄養価も高く、お腹も満たされるすばらしい食物です。

バナナは北緯30度～南緯30度くらいの赤道付近の「バナナベルト地帯」とよばれる気温の高い地域で栽培されることが多く、日本に輸入されるバナナはフィリピンや台湾、南アメリカからの品物がほとんどです。

私たちがお店で見かけるバナナは黄色のものが多いですが、日本に輸入されるときのバナナはまだ黄色ではありません。
バナナは熟すと黄色になりますが、熟したバナナには虫やウイルスが寄生しやすいので、黄色いバナナの輸入は禁止されているのです。
外国から輸出されるバナナは、輸出する段階ではまだ青色で、日本に輸入されて検査している段階でもまだ青色です。では、バナナはいつ黄色になるのでしょうか？

検査が終わったバナナは発酵室に入れられ、熟すためのエチレンガスを利用することで人間の手で黄色にしています。
ちなみにこのエチレンガスはリンゴやメロンから多く出ているので、リンゴとバナナをいっしょにすると、早く熟させることができるのです。